■宇治市水泳協会の概要■
戦後間もない昭和23年に結成された宇治市水泳協会(当時は水泳連盟)は、平成10年に50周年を迎え現在に至っています。多くの諸先輩が築きあげてこられた長い歴史と伝統を継承し、今日まで、子どもから高齢者まで、幅広い市民を対象とした事業に取り組んできました。
<宇治市水泳学園>
昭和25年から取り組んできた最も歴史の長い事業であり、昔は、宇治橋上流の塔の島付近を会場として宇治川を横断する形で泳いでいました。その後、黄檗公園プールができ、当初は50mプールで実施、現在は新しく改修された25mプールを使用しています。市内の小学生を対象に、毎年8月上旬の10日間、毎朝8時30分から9時30分までの1時間の日程で実施しています。全く泳げないランクから4種目を正しい泳法で泳ぐランクまでの9ランクに分かれて日本水泳連盟公認の指導員が子どもの力に合わせて系統的に教えています。受講希望者も毎年予定人数よりオーバーし、抽選により120名程度に絞らせて頂いています。夏休みの一時期、毎日プールに通い、早朝の1時間集中して練習に励むことは、子どもたちにとっていろいろな意味で大変良い経験になっており、保護者の方々からも好評です。
<市民水泳大会>
市民水泳大会は、市民総体の水泳の部の大会として開会式終了後に開催しています。この大会では、コパン、スポーツスペースオグラ、城陽スイミングなど各スイミングスクールと連携し、当日の運営や競技に出場される参加者の募集にあたって各スイミングスクールのご協力を頂きながら実施しています。参加者の年齢構成も小学生から高齢者まで老若男女年齢を問わず多くの方々が参加されています。参加者の多くが各スイミングスクールで泳いでいる方々であることから、それぞれ自分達の目標を持って大会に臨み、よい意味での相互の競争意識が高まり、そのことが大会全体の雰囲気を盛り上げていることにつながっていると言えます。一方では、60歳代から70歳代の参加者も多く、なかには80歳代の方も毎年数名参加されています。この取り組みが、長寿をめざす市民の健康づくりにささやかながら貢献させて頂いているものと自負しているところです。
■主な出来事・事業■
◇平成19年以降今日まで、毎年、市民水泳大会(5月)、宇治市水泳学園(8月)、京阪奈スイムフェスティバル(9月)の事業への取り組み
◇宇治市水泳学園の実施時間について、平成21年度より、従来までの夕方開催(午後4時30分~5時30分)から早朝開催(午前8時30分~9時30分)に変更
◇京阪奈スイムフェスティバルについては20回目の開催となった平成27年度で事業を終了
◇宇治市水泳協会は、長年にわたり体育・スポーツの普及、発展に貢献されたとの趣旨により、平成25年に京都府よりスポーツ賞表彰。
~宇治市スポーツ協会「50周年記念誌掲載より抜粋」~
■組織・役員■ <令和4年度4月現在>
◆会長 :浅井厚徳 ◆副会長:清水桂子、佐野恵理子
◆理事長:佐藤理恵 ◆副理事長:鍋谷智恵子 ◆理事:約20名